文系人生

掃き溜め

こんにちは。

 

今どうしても記しておきたいのでここに書き残します。

 

夏目漱石の『文鳥』を読みました。

わたし小学生の頃に貰ってきた文鳥を死なせてしまったことがあったんですが、読んだ瞬間まで完全に忘れてました。どう考えても死ぬべきなのはあの文鳥じゃなくて私の方だったな。

 

家に来た時に感じた世話をしなきゃいけない義務感も、鳥籠に手を入れると暴れ回るのも、全然懐かないのも、ちょっとだけ飛び出た小さな白い羽も、餌やり水やりが面倒になっていくのも、そして反っくり返って動かない文鳥の、文章の全てに身に覚えがありました。鳥籠は私の部屋に置いていたのですがしばらくしてからベランダに置かれるようになりました。たしか寒い季節に入る頃だったと思います。

 

 

こうやって書き出しても時間が戻るわけじゃ無いし私が許されるわけじゃ無いし、むしろ、こうやって自分がした最低なことを人前に出している自分もすごく気持ち悪い。でも抱え込みたくないというエゴにちょっとだけ付き合って欲しいです。ごめんなさい。

 

 

文鳥がどうやって処分されたのかは分かりません。多分母親がどうにかしてくれたんだと思います。今わたしの家には猫がいますが、実家ですし母親から溺愛されているので大丈夫でしょう。でも今のところ1人で生き物を飼うつもりは全く無いです。